昔から、健康を維持するためにハーブを使うという方法がありました。
そのハーブをお風呂に入れて使うことによって、健康を促進することができたのです。
その風習は日本にもあり、例えばゆずやみかんの皮などをお風呂に入れて使うこともあったそうです。
お風呂は身体を洗うことができる場所ですが、そこでは心身をリラックスさせることができるのですね。
ハーブの香りは気分を落ち着かせてリラックスをすることができますので、お風呂で使うことも効果が十分にあります。
お風呂でハーブを使うことによって、全身の疲労を回復できますし、肌も美しくすることができるでしょう。
ハーブ風呂
ハーブ風呂の楽しみ方
・全身浴
ハーブは、浴用剤として使うこともできます。
その場合は、生と乾燥のハーブでは使い方が微妙に異なってきます。
生のハーブを使うということであれば、カップ約一杯から二杯分程度を、水で洗ったあとにお湯に加えていきます。
乾燥ハーブの場合には、カップ一杯を使うのですが、どちらの場合でも網目の袋に入れておくようにしましょう。
お湯に入れておくことによって、ハーブの成分がお湯の中に溶け出て行くようになります。
ハーブを溶かしたお湯にしっかりと使って、その香りによって精神的にもリラックスすることができるでしょう。
お湯に使っていることで全身の血行が促進されることになりますので、それによって疲労回復の効果を得ることもできます。
そのとき使用するハーブの刺激の違いによっても、効果は変わってくるでしょう。
よく使われるハーブとしては、ラベンダーやセージ、スィートマジョラム、タイムといったものがあります。
他にも、カラシやショウガやコショウなどのスパイスによって、血行を促進することもできます。
・腰浴
まず浴槽の中に座り、お湯を腰の辺りまで入れていきます。
そのとき、お湯の温度が38~40℃くらいが適温です。
お湯に使っているとのぼせてしまうという人は、この方法が適しているといえます。
ハーブ染色
ハーブの中には、以前から色をつけるための染料としても使われてきたものもあります。
例えば、チンクトリアという学名のついているものは、染料としての目的で使われたことが多いといいます。
他にも、アルカネット、ホソバタイセイ、ダイヤーズカツミレといったものも染料として使われることが多かったといいます。
どうしてハーブが染料になるのかというと、ハーブの葉や花や根に含まれている、フラボンやタンニンといった成分が、色の素材になるためです。
こういったものが、いろいろな色に変化をしていくために、染料として使われることが広く行われていたのですね。
また、草を燃やすことによって灰が出ますが、この灰も媒染剤として使うことができるのです。
植物の種類によっては、含まれている成分の差があるために、色の起こり方が様々に変わってくることになります。
ハーブ染色の魅力
化学工業が発展をすることによって、染料の使用のされ方がずいぶんと変わることになりました。
特に、天然の色素として使われていたものは、そのときにはほとんど使われなくなってしまったのです。
その理由には、合成着色料のほうが鮮明に色を出すことができ、さらに着色力も強くすることができるので、そちらのほうが便利だったのです。
ハーブでの染色は、天然素材を用いての染色ということができます。
天然素材による染色の場合には、合成着色のように鮮明に色を出すことは難しいといえます。
しかし、天然素材での染色のほうが、絶妙な色合いをつくりだすこともできるのです。
もちろん、その素材となるハーブが収穫された時期や場所によっても、色合いは変わってくることになります。
だからこそ、独自の色を出すことができたという特徴もあります。
合成着色料に比べてハーブの染色が劣っているとは一概には言えないのです。
安眠の為のハーブ
人間の心の安定と、香りというものは強いかかわりがあるということが既に証明されています。
気分が良くなるような香りを得ることで、心身がリラックスすることになるのです。
そうして穏やかに気分を作り出すこともできますが、逆に刺激的な香りによってやる気を促進させることもできるのです。
そうした効果が認められるようになると、香りによってリラクゼーションを得ようとする人が増えてきたように思えます。
毎日忙しいことばかりという中で、香りを使うことで効率的にリラックスすることができるのですね。
自然なハーブの香りを使うことで、自然体でリラックスをすることができるようになります。
例えば、寝つきが悪いというときにもハーブの香りによって睡眠導入をするということも行われていました。カノコソウの根などは、特に医薬品としてヨーロッパでは用いられていました。
入浴時にハーブを使う、ハーブティーとして飲む、芳香浴をする、オイルマッサージとして使うなど、ハーブを使う方法としても様々な効果が考えられます。
便秘の時のハーブ
便秘について悩んでいるという人もかなり多いのではないでしょうか。
便秘が起こるということは、そこに原因が考えられるのですが、例えばストレスや食生活の乱れなどの原因があると考えあっれます。
機能として、腸の働きにトラブルが起こることによって、便秘が発生することになります。
その中でも、緊張性のものなのか、弛緩性のものなのか、もしくは食事性のものなのか、という原因が考えられることになります。
どういったパターンの場合でも、食生活の中に食物繊維が足りていないという原因は大きなものとして考えられます。
便秘を改善するためには、まずは食生活を一度見直してみるようにしてください。
食物繊維が豊富な食物としては、わかめや納豆、しいたけやりんごなどがあります。
こういったものを一日に30g程度摂取するだけでも、食物繊維を補うことができるのです。
それに加えて、運動や水分の摂取を行うことによって、便秘の改善を行うことができるでしょう。
カミツレ、セイヨウタンポポや、ウイキョウなどをハーブティーとして使うということもおすすめといえます。
ハーブのお茶
その国によって、様々なお茶の文化が生まれているといえるでしょう。
そこにある文化によっては、お茶の種類はもちろん、役割もずいぶんと違った目的で使われているといえるでしょう。
あるところでは嗜好品として使われていることもありますし、それが健康のために使われるということもあるでしょう。
お茶といっても、ティー(tea)と呼ばれるものと浸出茶(tisane)と呼ばれるものの二種類があるといえます。
まずティーとというものでは、タンニンが豊富に含まれていて、発酵させて使用することが多いといえます。ティーとしてよく知られているもののなかには、ウーロン茶、紅茶があります。
浸出茶と呼ばれるものでは、生もしくは乾燥した植物を熱湯によって数分ほど浸して、濾過することによって飲むお茶になります。
例えば、コーヒーなどもこの浸出茶の一種ということになるでしょう。他にも、ほうじ茶、緑茶もこの浸出茶の一種です。
ハーブの中にも、この二種類での分け方をされることがあります。タンニンが豊富に含まれているものは発酵をしてお茶にしますし、そのまま葉や花などを乾燥させることで、お茶に使うようになることもあります。
風邪や咳にもハーブ
身体の免疫力が低下しているときに、風邪になってしまうということが考えられます。
風邪の一番の予防方法としては、体調が崩れていると感じたときには、すぐにハーブを使って治療をするということです。
早いうちであればあるほど効果が高くなりますから、体調が崩れ始めたという日の、外出から帰った直後に使うようにしてください。
簡単に行うことができる方法でもありますが、高い効果を期待することができます。
美肌の為にハーブを
クレンジングを怠らずにしっかりと行うことによって、美しい肌を保つことができるようになるでしょう。
ハーブを使った、ハーブフェイシャルクレンジングでは、普通にクレンジングをするよりも高い効果を得ることもできます。
毛穴の汚れなども、ハーブのクレンジングによって効果的に取り除くことができます。
ハーブフェイシャルクレンジングの効果はそれだけではなく、皮膚にしっかりと栄養を行き渡らせることができるので、肌の美しさを保つこともできるのです。
また、ハーブを使うということは香りが発生することになりますので、そのときのリラックス効果も期待できます。
月一回程度のハーブフェイシャルクレンジングでも、十分に高い効果を得ることが出来るでしょう。
消化を助けるハーブ
ハーブには独特の香りを持っているものが多く、辛味や苦味や甘味など、ハーブによって特徴があります。
肉や魚を食べるというときに、同時にハーブを使うということで、その消化を促進することもできるようになります。
食欲を促進する効果のあるハーブとしては、ディルやアニスをはじめとして、クミン、ウイキョウ、カミツレ、セイヨウノコギリソウ、タラゴン、ワサビダイコン、セイヨウタンポポ、ニガハッカ、ヨモギ、セージ、レモングラス、ペパーミント、ニンニク、タイムなどがあります。
ハーブやスパイスを料理に使うということは、体内の環境を整えることにもつながりますので、昔から好まれていたのですね。